REALITY
医学部再受験の現場

「医学部再受験」とは
社会人になってから医学部受験を検討する人が増えています
昨今「医学部をもう一度受験したい!」そんな決意をされる社会人が増えてきています。医師と言う仕事の魅力を理解しているからこその再挑戦。
しかし仕事をしながら医師になるのは茨の道です。一部の大学では入学の受け入れに積極的でないケースもあるようです。
そんな中、当校は社会人支援制度を設け、今では生徒の3分の1を社会人で占めています。多くの社会人を合格に導いてきたシナプスから再受験の現場・最前線をお話しします。
医学部の再受験生の状況
社会人の再受験に寛大な姿勢を見せる大学が増えてきました
社会人経験は医療業界の新しい風になる
一度社会を見ていろいろな知識を持っている人は、これからの医療の現場で貴重な存在になっていくと思います。
現役で大学に進み医師になるというのも素晴らしいけれど、
「経営」や「サービス」と言う視点から医療を考えられる力が、今後の医療業界で「新しい風」として必要になると考えています。

評価傾向を意識するより、しっかり点数を取ることの方が重要
社会人の再受験は厳しい見方をされると言われていますが、そんな学校ばかりではありません。入試面接において、前向きな評価をしてくれる大学もあります。
事実、以前と比較しても社会人の再受験で合格する人が増えているようです。
「この大学は厳しい」、「この大学は寛容」という大学ごとの社会人再受験者に対する評価基準の傾向は確かにありますが、そもそも、、、
点数が取れていなければ誰も合格はできません。まずはしっかり成績を伸ばすことを念頭に置いてください。

社会人の再受験が厳しいと言われる理由
他の受験生と同量の勉強時間を確保することが難しい
土日、有給休暇を使って勉強時間を作る
浪人生などの場合は、1日に7〜8時間の勉強時間を確保することは可能ですが、社会人の方はそうはいきません。平日は多くても4時間程でしょう。実際、業務終了後にそれだけの勉強する事は大変ですよね。
それだけでなく、足りない勉強時間を補うために土日に長時間勉強することにもなります。人によっては有給休暇を消化して勉強するケースもありました。
現役生、浪人生など、他の受験生に負けないために、強い意志を持ってハードなスケジュールをこなさなくてはなりません。
仕事を辞めて受験勉強に専念する
仕事と勉強の両立が難しいと判断して仕事を辞める方もいます。
仕事をしている生徒
やめて受験に専念する生徒
この割合としては同等の印象です。
受験勉強に専念するためには、経済的な問題もありますから
「両親を説得して費用面を助けてもらう」
「自分でお金を貯めて受験勉強する」
等、する必要があります。
社会人からの再受験は大変な事はよくわかりますので、私たちも「絶対に合格させる」という意識でしっかり勉強や精神面でのフォローを心がけています。
シナプスは「働きながら受験する生徒」をたくさん合格させてきた実績がありますので安心してご相談ください。

予備校によっては受け入れしてくれない
一部の予備校で、入学させてもらえなかったなどの話をよく耳にします。社会人受験生よりも、浪人生や現役生の方が合格率が高いために、優先的に入学させる背景があるのかもしれないですね。
個人差もありますが、仕事をしている期間が長ければ長いほど、学力はゼロに近い状態からのスタートになるので現役生・浪人生に比べると合格率が低いのは確かです。
シナプスでは「社会人支援制度」を設けて積極的に受け入れています。個別指導を専門で行っているからこそ、成績も確実に伸ばしていけることを実感しています。
今後も多くの社会人が医学部へ進学できるように尽くしていきたいと考えています。

社会人支援制度のメリット
「授業料の割引」「時間割の調整」「最適なカリキュラムの提案」をしています
会社に勤めている方、会社を辞めて受験勉強したい方への支援制度です。以前、社会人の方で「1人で勉強していると閉鎖的になってしまう」という理由でシナプスに入学してきた方がいました。
当時は日曜だけ授業を担当していましたが、1週間分の質問と合わせて、精神面での相談も多かったのを覚えています。仕事をしながら1人で勉強するというのは、やっぱり大変だと改めて感じました。
そんな社会人受験生を合格させてあげたいという思いからできたのが、この『社会人支援制度』です。
会社勤めしている方だけでなく、一度社会に出て会社勤めを経験したけど「もう一度受験勉強に専念するためにアルバイトしています!」という形でも適用できます。
他校ではできないからこそ、シナプスが実現
シナプスの社会人支援制度では、入学するタイミングにもよって多少変わりますが、「授業料の割引」「時間割の調整」「最適なカリキュラムの提案」としています。
「授業料の割引」は、入学時期や受講数によって変わりますが「入学金免除と年間10万円の割引」をさせていただいています。
そして授業時間については、仕事をして遅くなってしまう方のために要望に応じて調整することができます。
例えば、「18時30分からの授業を30分遅らせる」や「通常90分の授業を120分の授業にする」等です。さらにカリキュラムについても、授業料やお時間のご相談を加味しながら、その人の成績も含め総合的に最適な内容をご提案いたします。
社会人支援制度は、生徒にとって最適な対応を行うシナプスだからできる独自の制度ですので、ぜひご活用いただきたいと思います。

社会人の受験対策で重要なこと
面接試験は再受験者としての心構えを共通して聞かれます
自分の弱点を理解すれば成績が向上する
以前、偏差値40半ばで医学部を志望していた生徒がいました。「なぜこの生徒は成績が上がらないのか?」を講師陣で考えていった結果「問題文を正しく理解できない」という弱点があることがわかりました。
その後は、活字に慣れるところからスタートさせ、正しく問題文をとらえる訓練を始めました。それによって成績が改善されて医学部に合格することができました。
逆転は意外なところにあって、そこを直すことで学力が大きく変わることもあります。これは、一般的な個別指導に加えて、「チーム個別指導」というシナプス独自の指導法だったからこそできたことだと思います。
集団授業は、授業についていけない場合もあるし、ちょっとした質問だけでは正しく理解することができない、という問題も生じます。それは受験生にとっては効率が良い勉強とは言えません。
シナプスでは個別指導でその生徒の得意、不得意をしっかり見極めていき、100%理解できる授業にしています。

苦手科目は中学時代に戻って基本から見直す
社会人といっても、筆記試験対策は現役生や浪人生と同じように、他の受験生より高い点数を取ることが最優先になるので、その生徒の成績によって授業方針や内容も決めています。
社会人の方でも「現役時代に得意科目だった」とか、「仕事で英語を使っていた」などは、比較的に成績が伸びやすい科目になるので問題はありません。
しかし苦手な科目は、勉強から離れている時間がさらに足かせになって、中学生の内容まで戻って基本からやり直すことになります。中学レベルの内容を理解すると、高校レベルの内容も正しく理解できて、苦手科目ではなくなってきます。
模試を受けて、常に自分の成績を明確にする
「自分の成績がどうなのか?」をしっかり把握することで、モチベーション評価や、弱点克服をすることができます。
1番良いのは、大手予備校の模試を受けてみること。大手模試は受験者数が多いので、自分の順位が正確に把握でき、どこに弱点があるのかも見極めることができます。
また、長期にわたり勉強し続けていると目標も見失いがちです。「目標に近づいた!」とか「もっと勉強しなければ!」という思いを刺激にして競争心を高めることができます。
面接試験に関しては「社会人の再受験」等の立場をしっかり捉え、模擬面接で対策をしていきます。
社会人は共通して「なんでこの年で?」という「心構え」や「同期」についての質問をされるので、そこをしっかり抑えます。
その上で大学ごとの対策をしていきます。

受験生にメッセージ
「どうして医者になりたいのか」という信念をしっかり持っていて欲しい
自分の目指す医師になるには10年ほどかかる
医師を目指すきっかけや、どんな医師を目指すかと言うのは人それぞれだけど「こういう理由で医師を目指す」という強い信念を持つべきです。
そこがぶれてしまうと、長い時間をかけて受験勉強乗り切ったにもかかわらず、大学入学後にくじけて退学してしまうことにもなりかねません。
医学部受験が始まりで、大学に合格したら6年間勉強して研修医になり、そこからさらに数年間の経験を積んで、自分の目指したい姿が見えてくる。10年位かかる長い道のりです。
だからこそ自分の「信念」をしっかり見つめ直してください。信念を強くすることができたのであれば、迷うことなく必死に走り抜いてください。